技工士紹介

小野寺歯科は、歯科医院としては珍しく院内に技工所があります。

歯科治療としては中々表舞台に立つ機会が無い技工士ですが、良い歯科治療をするためには良い技工士が必須です。

インプラントはもちろん、審美歯科や通常の歯科治療で活躍しています。

技工士紹介

技工士紹介

松田 健嗣(右)

略歴

2002.3 岐阜県立衛生専門学校卒業
2002.4 シバタセラミック入社
2012.3 大阪セラミックトレーニングセンター週末28期 卒業(藤本賞)
2012.7 小野寺歯科勤務
2012.7 SJCDテクニシャンコース17期

 

子安 直哉(左)

略歴

2005.3 東海歯科医療専門学校 専攻科卒業
2006.4 東海歯科医療専門学校 入社
2006.4 あさの塾 受講
2007.4 胡蝶セラミック 入社
2009.4 片岡道場 受講
2015.4 小野寺歯科 勤務

セラミッククラウン製作時における補助器具の紹介

当院は患者様により良い治療が行えるよう日々努力しております。
今回は、セラミッククラウン時に当院が行っている取り組みをご紹介します。

様々な色調を持つ陶材
1.様々な色調を持つ陶材
当院ではセラミッククラウンの製作にノリタケ社(クラレノリタケ株式会社)の陶材を使用しています。
患者様個々の色調をフルオーダーで製作します。 
陶材には色、明度、彩度、透明度の違いなど、様々な種類がラインナップされており、使用する陶材の選択が最も重要になります。
陶材の選択の助けとなるカラーテーブル
2.選択の手助けになるカラーテーブル
陶材の選択の際に助けとなっているのが既製のカラーテーブルです。
写真のようなカラーテーブルを使用することによって、より患者様の色調にあった陶材を選択することが可能になります。
当院技工士オリジナルのカラーテーブル
3.当院技工士によるオリジナルカラーテーブル
陶材の選択には既製のカラーテーブルのほか、当院技工士によるオリジナルのカラーテーブルを作製し、より一層正確な陶材の選択ができるように注意しております。

インプラント治療オールセラミック製作事例

小野寺歯科所属の技工士が行ったインプラント治療例をご紹介します。

【注意事項】

1.症例写真ですので苦手な方はご注意ください。

2.画像の無断転載・転用はご遠慮ください。

治療前です。 シェードテイク(色の確認)をさせて頂きます。
印象採得(歯型)を行います。 補綴物製作のための模型を製作します。
 
治療後です。患者様自身の歯と調和しています。  

ジルコニアオールセラミック製作例

小野寺歯科所属の技工士が行ったジルコニアオールセラミックのケースをご紹介します。

【注意事項】

1.症例写真ですので苦手な方はご注意ください。

2.画像の無断転載・転用はご遠慮ください。

治療前です。 シェードテイク(色の確認)を行います。
歯型をとって石膏模型を製作します。 模型上の完成になります
 
治療後です。患者様自身の歯と調和しています。  

セラミックインレー製作例

小野寺歯科所属の技工士が行ったセラミックインレーのケースをご紹介します。

【注意事項】

1.症例写真ですので苦手な方はご注意ください。

2.画像の無断転載・転用はご遠慮ください。

セラミックインレーを製作するための色の確認をさせていただきます
その写真を参考に天然歯に調和するように色付けをします
歯型から、石膏模型にした状態です
石膏模型にワックスで最終的な形の回復をします 模型上の完成になります
術前の写真です 術後の写真です

小野寺歯科でのオールセラミッククラウン作成例

以下の手順は歯科関係者向けに記してあります。

※専門的な用語をそのまま用いて解説しているため、一般の方は分かりにくいと思いますのでご了承ください。

※写真の無断転載等はご遠慮下さい。

まずはクラウンの色調と隣在する歯の色調とを調和させるための資料を収集します。

ProceraSystemというCAD/CAMのシステムを使用して、補綴物を作製します。左の写真の機械でスキャニングし、立体をデジタルデータに変換します。そのデータをノーベルバイオケア社に送ると、専用の切削機器で補綴物が作られます。

CAD/CAMとは?

ユーザーが模型をスキャニングして、情報をデジタルデータに変換し(CAD)、そのデータを元に切削機器が技工物を作製する(CAM)システムのことです。

ノーベルバイオケア社から送り返されてきたコーピングです。本症例ではジルコニアマテリアルを使用。 プロセラの適合精度は非常に高いと考えています。

コーピングへのステイニングを行います。ジルコニアはアルミナよりも光の反射率が高い(透過度が低い)のでコーピングへのなんらかの処理は重要であると考えます。

この工程以降の陶材の焼成収縮抑制とコーピング透過の抑制のために、オペーシャスボディーとボディーを混ぜて、ひとまわり小さな歯牙の内部構造を築盛します(厚さは0,2mm)。

ボディを築盛します。

内部構造に注意し透明感を出したい箇所、明度を下げたいカ所をシンプルに・・・。

この時点では舌側切縁付近は厚く、その他は築盛しません。

エナメル&トランスルーセント築盛。透明層にステイニングしキャラクタライズするために透明陶材で壁をつくります。

築盛を終えたところ。

マメロンの位置・透明感・明度キープ。理想的に焼成できているのを確認。

厚みを確認します。

インターナルステイン

この時点で歯頸部付近のピンク、淡い白帯、細い白濁、マメロン、透明感の強調、近心のエナメルクラックなど、限界まで色調を合わせます。

さらに一層の透明陶材を盛り上げて焼成します。

色味に騙されないようにゴールドラッカーを塗布し形態確認しています。

模型上での完成。

この一本のクラウンを作製するのに、これだけの種類の陶材を使用しています。単調な色にならないように(自然感が出るように)、これらを組み合わせた様々な色味を表現します。

完成したオールセラミッククラウンを口腔内にセットしたところです。

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